前回の更新では起業するにはという記事を書きましたが、
今回は起業の動機について書いてみたいと思います。

(1)のれん分け
起業する人の大半が、元サラリーマンでしょう。運良く元勤務先から「のれん分け」をしてもらい、起業後も元勤務先と
取引してもらえるのはある意味で理想的です。取引先も確保されており資金的にも安定するからです。しかし、反面、い
つまでも元勤務先の「支配下」に置かれることもあります。さらに最悪の場合、元勤務先の「調整弁」にされてしまうこと
さえあります。元勤務先 にすれば、「労働者」という弱者保護の「呪縛」から開放されるからです。また、元勤務先への
「甘え」が残ってしまい他の取引先を獲得しようという意欲が湧いてこないということもあります。

(2)裸一貫
ある意味で、起業の自然な姿です。「独立独歩」、「一国一城」が起業家の理想だからです。しかし、起業後の安定性が
ありません。挫折するケースが多く、多額の借金を背負い込み人生を棒に振ってしまうことさえあります。

いずれの方法がよいとは一概にはいえません。

ただひとついえることは、企業の原点は「社会貢献」で、「社会貢献」な
くして企業は存続できないということです。

これは、決してボランティア(無対価)という意味ではありません。

社会が要求する、いまだこの世に存在しない商品やサービスを提供し人々に満足を与え、それに対する正当な対価をもらう。

これを満たせる方法でしたら、(1)と(2)にこだわる必要はないのではないのでしょうか。